みなさんこんにちは!
久留米にある「辻歯科クリニック」です。
先日、インド南部の7歳男児が口の中から526本の歯を摘出したというニュースがありましたね。
これは、俗にいう過剰歯ではなく歯牙腫という腫瘍が原因でした。
今回は、この歯牙腫について紹介していきます。
- 歯牙腫とは?
歯牙腫とは、口腔領域に発生する腫瘍の一つです。
腫瘍と聞くと、悪性腫瘍などを想像される方がいますが、心配しないでください。
歯牙腫は良性腫瘍の一つです。
- 症状は?
歯牙腫ができると、顎骨が膨隆して顔の形が変形することがあります。
しかし、痛みや腫れはありません。
ほとんどの患者様が無症状なため、歯科医院での定期検診時にX線検査で発見されることが多いです。
- 治療法は?
歯牙腫の治療法は外科処置です。
若年の場合は、顎の骨を口腔内と交通させる「開窓療法」というのをおこない歯牙腫を小さくします。
高齢の患者様では、顎骨の一部を切除して骨移植をすることもあります。
当院では、必要に応じて近隣の大学病院へ紹介状を書かせていただきます。